■日足見れば分かる様に、2月のアルミ相場は内外ともに大波乱となった。LME3ヵ月物は2月1日の始値が2,725ドル、2月中の高値が2,900ドル(2月26日)、安値が2,618ドル(2月8日)、2月28日終値が2,815ドル。始値と終値との比較では90ドル、3.3%幅の変動だったが、高値と安値との比較では、282ドル、10.7%幅の変動。一方の東京市場の期先は2月1日の始値が312円50銭、2月中の高値が331円40銭(2月26日)、安値が305円30銭(2月8日)、2月28日終値が319円。始値と終値との差は6円50銭で2%幅の変動だったが、高値と安値との比較では26円10銭、8.5%幅の変動率。このように、具体的な高安の変動幅を見ても、いかに相場が高下したかが判る。では、3月に入っての相場展開だが、現在のところ波乱要素を含んでいるため、引き続き神経質な状況となりそうだ。波乱要素としては、特に、1.中国株価急落の影響、2.LMEのサヤ関係…の2点が気懸り。中国株価急落による同国内でのアルミ需給への影響(例えば、株価下落が続く⇒同国景気に対する先行き不安感⇒アルミ需要減退懸念浮上…となる可能性がある)が注目される。また、サヤ関係では、現物と3ヵ月物の逆ザヤが続いている事を注目したい。一般的に、逆ザヤは現物需給のひっ迫を示すが、今回のLMEの逆ザヤに関しては『一社が大量の在庫を保有し、スクイーズ(玉締め)をかけている。現物価格が高いために、在庫を持っている向きは、LME市場で現物を処理した方が有利とあって、目下、LME在庫は増加し続けている』(市場関係者)という不気味な状況にある。こうした波乱要素を相場が抱えている点を念頭に置いておくべきだろう。(UNICOM)
※神経質かつ不気味クンだそうです。アルミも随分と不健康になったものです。